もちろん可能です。
独立開業して、9年目を迎える私が言うのですから間違いありません。
ただ、独立開業したあと「安定して収入を上げ続けること」は結構大変で、このあたりの話から「FP資格だけでは独立できない」という巷の話につながっているように思います。
個人で独立する際には、特別な許認可や登録は必要ありませんから、税務署に対する個人事業の開業届けを提出すれば、それでOKです。
あとは、最低限のパソコン、電話、FAXなどがあれば業務はできますので、それこそ自宅の仕事部屋などを利用してスタートすることも可能です。
実際、初期の段階で、いかに固定費を抑えるかはとても重要だと思います。
また、最低資本金の規制がなくなったことで、今では株式会社を設立するハードルもとても低くなっています。定款の作成や口座の開設、会社の設立登記など、事務的に行わなければいけない作業と最低限必要な費用はかかりますが、手続自体は本を読んだり、窓口で質問すれば、すべて自分でできます。
法人（＝会社）にしなければいけない理由はどこにもありませんから、まずは個人事業で始めてみればいいと思いますが、それなりに大手の会社と業務を行うようになってくると、やはりこちらにも「法人格」があった方が話がスムーズだというケースは多いようです。
これはどんなビジネスでも一緒ですが、開業直後からどんどん仕事が入ってくることは期待できませんから、最低でも半年から1年ぐらいは売上げがなくても生活していける状態を作ったうえで、今後のための人脈作りをしっかりと行うべきだと思います。
というか、できれば、独立する前から色々な勉強会などに参加して、ネットワークは広げておくべきですね。よほどの営業力がない限りは、人からの紹介による仕事はとても重要です。まずはこういった活動を通じてしてベースとなる仕事を作ることに注力しましょう。
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