FP(ファイナンシャルプランナー)講座/試験概要

試験形式は択一問題(マークシート式)が中心ですが、実技試験には記述問題もあります。
また試験は学科と実技に分かれており、それぞれ個別に合否判定が出ますが、1級技能士の実技試験については学科合格者しか受検できません。
CFPは課目ごとの受験が認められており、試験内容は択一のみで、学科・実技という区分はありません。
試験課目は6課目ですが、「FP基礎」として制度の概要やFP倫理を問う問題もありますので、それをあわせると学習分野は7課目になります。

1)FP基礎
FPとは何か?、FPの歴史と現状、FPにかかる諸規定、FPの実務など
2)金融資産運用設計
金融経済の基礎知識、貯畜型商品・投資型商品・ポートフォリオの基礎知識など
3)不動産運用設計
不動産の有効活用、不動産の税務、不動産の基礎知識など
4)ライフプラン・リタイアメントプランニング
教育、住宅、老後資金設計、社会保険の基礎知識、リタイアメントプランの考え方など
5)リスクと保険
生命保険・損害保険など
6)タックスプランニング
所得税、住民税、法人税、消費税など
7)相続・事業承継設計
相続のしくみ、相続税・贈与税、事業承継、相続対策など

なおAFPに関しては、養成講座の受講に加えて提案書の提出も必要です。
試験制度は、両者がバラバラに存在するのではなく相互に関わりあっているため、少し複雑になっています。
通常、初めてFP資格を取ろうとする場合は、3級FP技能士もしくはAFPを受検することになります。
3級技能士には受検資格が特に設けられていませんので、独学で勉強して受検することも可能です。
一方AFPは、日本FP協会が認定するFP養成講座を認定教育機関(資格スクールなど)で受講してからでないと受検することができません。
ただし、AFPの試験に合格すると2級FP技能士試験にも合格したことになりますので、AFPと2級FP技能士を同時に取得することができます。
3級技能士から始められる場合は、3級合格後に2級にチャレンジするという段階を踏まなければなりません。
さらにこれらAFP、2級技能士の上級資格として、より専門的な知識が求められるCFPと1級技能士が設定されています。
CFP試験と1級技能士試験は全く別物で、CFPに合格したからといって同時に1級技能士にも合格したことにはなりませんが、CFPに合格すると1級技能士の学科試験については免除されます。
なお、従来はCFP試験において全課目合格すれば(AFP認定後1年以上経過後)CFPとして認定を受けることができましたが、2006年11月実施からの全課目合格者については「実務経験が3年以上」でなければCFPの認定は受けられなくなります。

 

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